要約

F&G指数は、米国市場の投資家心理を「恐怖」と「強欲」の軸で0〜100に数値化した指標。日経平均VIは、日本市場で日経平均株価が今後どれくらい大きく動きそうかを示すボラティリティ指数。

投資判断では、F&G指数で米国市場の心理、日経平均VIで日本市場の不安定さを見る。画像内の考え方では、F&G指数が20以下、日経平均VIが50以上のように、米国も日本も恐怖が強い局面を「逆張りの買い場候補」として扱っていた。

毎日確認するなら、F&G指数はCNN、日経平均VIは日経公式の指数ページを見るのがわかりやすい。

背景

ユーザーは投資資料内の「F&G指数」「日経平均VI」について、意味、数値化の方法、更新タイミング、現在値の解釈、確認できる場所を知りたいという流れだった。

資料の主張は、投資家が恐怖で動けない局面ほど、優良大型株を安く買える可能性があるという逆張りの考え方。特に次の2条件を重視していた。

  • F&G指数が20以下: 米国市場が極度の恐怖にある
  • 日経平均VIが50以上: 日本市場がパニックに近い状態にある

F&G指数の意味

F&G指数は Fear & Greed Index の略で、投資家心理を0〜100で表す指標。

  • 0に近いほど恐怖が強い
  • 50前後は中立
  • 100に近いほど強欲・過熱感が強い

目安:

会話中の例では、F&G指数が37なら「Fear」ゾーンなので弱気。ただし、画像の投資法でいう「絶好の買い場」に近いのは20以下で、37は「弱気だが総悲観ではない」と整理した。

F&G指数はどう数値化されるか

F&G指数は、投資家にアンケートしているわけではない。市場データに表れる「リスクから逃げる行動」「リスクを取りにいく行動」から推定する。

代表的な構成要素:

要するに、「怖がっているか」は、投資家が株を売る、債券に逃げる、下落保険を買う、リスク資産を避ける、といった行動から推定される。

F&G指数の更新タイミング

F&G指数は実務上はデイリーで見る指標。ただし、CNN版は株価、VIX、債券、オプションなどの市場データを使うため、米国市場の取引時間中にも値が変わり得る。

投資判断に使うなら、取引時間中の瞬間値より、米国市場の引け後の値を見る方がブレにくい。

日本時間の目安:

日経平均VIの意味

日経平均VIは、日経平均ボラティリティー・インデックスのこと。VIは Volatility Index の略。

これは、投資家が「今後の日経平均はどれくらい大きく動きそうか」と見ているかを示す指標。上がるか下がるかの方向を示すものではなく、値動きの大きさ、つまり市場の不安定さを示す。

日経平均VIが高いほど、投資家は今後の相場が大きく変動すると見込んでいる。

日経平均VIの計算イメージ

日経平均VIは、日経平均先物と日経平均オプションの価格をもとに算出される。

オプションは、暴落や急変動に備える保険のような役割を持つ。投資家が不安になってオプションを買うと、オプション価格が上がり、そこから逆算される予想変動率も上がる。

つまり、日経平均VIは「市場が日経平均の今後30日程度の値動きをどれくらい大きく見積もっているか」を表す。

日経平均VIの見方

ざっくりした目安:

注意点:

  • VIが高い = 必ず暴落する、ではない
  • VIが高い = 上下どちらにも大きく動きやすい、という意味
  • ただし実際には急落局面で跳ね上がることが多いため、恐怖指数として扱われる

VIが50の場合は、年率50%程度の変動を市場が織り込んでいるという意味。1か月換算ではおおよそ 50 ÷ √12 ≒ 14% なので、今後1か月で日経平均が上下に10%以上動いてもおかしくない、という見方に近い。

F&G指数と日経平均VIの違い

画像の投資法は、米国市場の心理と日本市場のパニック度を組み合わせて見るもの。

  • F&G指数が20以下: 米国市場の総悲観に近い
  • 日経平均VIが50以上: 日本市場も急変動警戒が強い

この2つが重なった時、「周りの投資家が恐怖に凍りついている局面」と捉え、優良大型株を買う候補にする、という考え方だった。

指数を確認できる場所

F&G指数

CNNのFear & Greed Indexで確認する。

見るポイント:

  • 現在値
  • Fear / Neutral / Greed などの状態
  • 構成要素の偏り
  • 米国市場の引け後の値

日経平均VI

日経公式の「日経平均ボラティリティー・インデックス」ページで確認する。

このページで確認できるもの:

  • 現在値
  • 前日比
  • 始値・高値・安値
  • 1日、1週間、1か月、1年などのチャート
  • 日次データCSV
  • 月次データCSV

公式ページによると、日経平均VIは大阪取引所の日経平均先物・日経平均オプション価格をもとに算出される。日本語ページでは計算頻度はリアルタイム、15秒間隔と表示されていた。

毎日のチェック手順

  1. 朝にCNNのF&G指数を見る
  2. F&G指数が20以下か確認する
  3. 日経公式で日経平均VIを見る
  4. 日経平均VIが50以上か確認する
  5. 2条件がそろっている場合、買い候補銘柄を検討する
  6. ただしVIが高い時は相場が荒れているため、一括買いではなく分割買いを前提にする

実務上の注意

  • F&G指数や日経平均VIは、単独で売買判断を完結させるものではない
  • 低F&Gや高VIは「買い場確定」ではなく「市場が悲観に傾いている候補サイン」
  • 個別株の業績、財務、需給、決算、為替、金利も合わせて確認する
  • パニック時はさらに下落する可能性があるため、資金管理と分割買いが重要

出典・参照先